暮らしの中の神道
お神札のある生活 〜家庭祭祀のすすめ〜
お神札を家に飾ることで、日常生活においても神々の加護を受け、穏やかな暮らしを送ることができます。
また、お神札を祀ることで、家族が一緒になって神様に感謝やお祈りをすることができ、家族の絆を深めることもできます。
このページでは、お神札を飾る意義や正しい飾り方、お神札を祀るための家庭祭祀の方法についてご紹介します。
おまつりとお供えの方法
- お神札は視線よりも高い所に、表側を南か東の方角に向かっておまつりします。
また、毎日お供え(米・酒・塩・水など)をするのが理想的です。 - 毎日のお供えが無理な方は、月の1日や15日などにお供えをすることから始めましょう。
家族にとっての大切な日(記念日)などは特別なお供え物をしてお祝いし、家族の絆を深めましょう。 - お神札は、年末年始に氏神さまから新しいものを受けておまつりしましょう。
- 一年間お守りいただいた古いお神札は、感謝を込めて受けた神社や氏神さまに納めて、お焚き上げしてもらいましょう。
二拝二拍手一拝
なぜ、お神札をおまつりするのでしょうか?
わたしども日本人は昔から「八百万の神々」とい っ て、山や川・田畑・火や水・居間や台所に至るまで、あらゆる物事に神さまの存在を感じ、お守り下さっていると信じて、感謝の祈りを捧げてきました。日々 のくらしの中で神さまに祈ることは、今も昔も変わらない日本人の持つ美しい姿・心の現れであります。皆さまのご家庭にもお神札をおまつりして、手を合わせてみてはいかがでしょう。「家族が元気でありますように・・・」「家庭に災いがありませんように・・・」と祈り、「神さまのおかげで・・・」と感謝する心が、家族の絆を深めてくれることでしょう。
伊勢の神宮と氏神さまのお神札をおまつりしましょう
伊勢の神宮は、三重県伊勢市に鎮座し、日本で最も貴いお宮です。
わたしどもは新年を迎えるにあたり、 新しい伊勢の神宮のお神札と地元地域の神社 ・ 氏神さまのお神札をまつり、 一 年間の家族 ・家庭 ・ 地域の無事と平安を祈る暮らしを、 連綿と行っ てきました。こちらのような神棚を設けておまつりすることも大事ですが、 まずは出来ることから始めることが大切です。
国旗について
デザイン の意味と象徴
日本の国旗「日の丸」は白地の中心に赤い丸が付された単純明快なデザイン。これらは、素直な心(白)と「日出る国」の象徴である太陽(赤)を表現したものです。
日の丸の起源
「日の丸」は平安時代末期の源平合戦のころから、扇や旗のデザインとして登場します。さらに時代が進むと、他国との貿易の際、朱印船などの「船印」として使用され、この頃から今日の船籍を示す「国旗」としての役割を果たしはじめたと考えられています。
「日の丸」が船印・国標として定められるのは、幕末、ペリーの黒船が来航した直後の安政年間で、これを維新政府も引き継ぎ、明治三年(一八七〇年)一月二十七日に「日の丸」を国旗として布告しました。