神社情報
源頼朝が鎌倉に幕府を開くに及び、久良岐郡の今の横浜の地は、鎌倉の鬼門にあたるので、鎮護のため頼朝は、数ヶ所に社寺を創建し報賽所としました。若宮八幡宮はこうした由縁の地に、建久4年9月7日、鶴ヶ岡八幡宮の境内社なる若宮八幡宮の別宮として創建されたと伝えられております。当所は若宮八幡大神と号し、神仏習合の社で、その後永く久良岐郡大岡川村下大岡の鎮守として諸人の崇敬が大変厚かった。建立以来、今日に至る迄、この宮は平和と豊かなる生活、即ち天下泰平・五穀豊穰の祈りの庭であり、氏子即ち神の子としての魂の尊厳を自覚する聖域として、世の人々によって護持せられて参りました。永禄7年、北條氏康の命により権大僧正源秀天が、当若宮八幡宮の別當となり寳積院と稱し、以来現今に至っております。明治6年、村社に列せられ、明治39年、内務省令による神社統合の趣旨に基き、次の8社の氏子信徒が、協議の上、明治41年11月25日を以て若宮八幡宮に合祀することとなりました。(神明社、鹿島神社、伊勢神社、神明社、熊野神社、猿田彦社、道祖神社)こうして18ヶ町の総鎮守となりました。昭和39年、前の茅葺の社殿がひどく荒れ、風雨に耐え難くなったため、広く浄財を集め、現在の八幡造銅板葺の社殿に御造営し、再建今日に至っております。
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