神社情報
藤沢市
宇都母知神社
うつもちじんじゃ御祭神 天照皇大御神 稚産霊神 若日下部命 天照皇大御神は伊弉諾、伊弉冉二神の生み給う方で、高天原を治められ、神徳宏大で人々から敬われ、日神とも称え奉られた。稚産霊神(わくむすびのかみ)は豊受大神の御親神で五穀や養蚕を司る神であります。若日下部命(わかくさかべのみこと)は仁徳天皇の皇女で雄略天皇の皇后になられた方で非常に人徳の高い方で養蚕を盛んに奨励された。祭日 9月15日 由緒 当神社は創立年代は詳かではないが延喜式内社で二十一代雄略天皇の御代(西暦四九五)に厳粛なる祭祀が行われたことが日本総風土記に記されている。なお風土記によると当神社の所在地は相模国鷹倉郡宇都母知郷にあったとあります。六十一代朱雀天皇天慶2年9月(西暦939)、若日下部命の御尊霊を大和国泊瀬(はつせ)より遷座して相殿に奉祀されました。九十代伏見天皇正応3年8月(西暦1290)、鎌倉八代将軍久明親王の執権北條貞時が社殿を改築し、同年9月に参拝された。寛永4年11月(西暦1627)、領主高木主水源正次が社地900坪を寄進し、また本殿の改築を行った。震災当時の建物は安政5年(西暦1858)に建築されたもので当時の記録によると本殿9坪(約30平方米)拝殿25坪(約82平方米)幣殿4坪 神楽殿20坪(約66平方米)であった。また、当神社は明治6年12月に郷社に列せられた。大正12年の関東大震災により、社殿等全てが倒壊したが村人一同の総力をあげた努力により倒壊後わずか3年、大正15年9月に総てが現状のように復旧した。本殿神明造6坪(約20平方米)幣殿5坪(約16平方米)拝殿12坪(約40平方米)神楽殿16坪(約53平方米)参集殿15坪(約50平方米)神輿殿3坪(約10平方米)が再建された。境内地は約1丁6反(約16000平方米)で全域風致林の指定を受け、また昭和49年、自然環境保全地域の指定を受けている。打戻字大平2009番地には溜池1反5畝(約150平方米)の社有地もある。昭和20年春戦争中、物資回収が行われ釣鐘が献納され鐘楼に鐘がないまゝであったが昭和50年、天皇の即位五十年を記念して氏子総意により鐘が再建された。また、当神社の神輿は百数十貫といわれる豪華なもので毎年例祭日には氏子を始め近隣の崇敬者達多数により渡御が行われる。
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