神社情報
御祭神 淤母陀琉神、妹阿夜訶志古泥神 ご祭神は、神仏混淆時代の仏教で信奉する欲界六天の第六、即ち欲界天の最高所に宮殿を構える天魔、他化自在天に由来し、明治維新後政府の神仏分離の布告により、ご神徳に因み国生み神話、天神七代の神々の内、第六代の大神様であります。一、御神徳 身の丈は2里(8㎞、昔は大きいと云うことは健康であることの象徴でした)寿命は人間の1600歳を1日として、16000歳の長寿に因み、身体壮健、東海道を上下する旅の人々の道中安全の守護神として、又、世の楽しみを自在に自己の楽しみに替える法力に因み万願成就への導きの神として信仰されてまいりました。一、御社格 古くは、金剛院の守護神として祀られておりましたが、明治5年、神仏分離が行われ、茅ケ崎市十間坂の鎮守となり、昭和14年、指定村社に列格されましたが、第二次大戦後、社格は廃止されました。宗教法人法が制定後は神社本庁に包括所属しております。旧官国幣社は神社本庁の別表掲載神社に指定され、神奈川県神社庁においては、祭祀が厳修され、尚且つ伝道教化、地域社会への奉仕活動等に貢献多大な神社を育成指導、又、顕彰し指定神社という制度を設けておりますが(旧社格では郷社待遇、県内22神社)茅ケ崎市で唯一のその指定神社に列しており県内1200神社の中でも有力神社とされております。一、御由緒 創立年代、創立者等不詳ですが、文献では江戸幕府編集の(十二代将軍家慶の時代、天保12)新編相模風土記稿に初見されますが、郷土草創期の江戸時代初期ではないかといわれております。又、吾妻鏡で鎮座地と同じ十間坂という地名が記されており、その内容から推して鎌倉時代であるとも伝承されております。一、御祭儀と行事 元旦祭 1月1日。除夜の鐘の音と共に斎行され、氏子崇敬者の新年の平穏無事が祈願されます。どんど焼(だんご焼) 1月14日。古い神札や〆飾り等を焚き上げる行事で、団子を焼いて食べれば風邪をひかず、書初めを燃やせば上達すると云われております。節分祭 2月節分。境内に溢れんばかりの氏子崇敬者の参集があり、多数の福豆福物が授与されます。例大祭 4月29日。献幣使が神社庁より参向し、厳粛に祭儀が執り行なわれ、浦安の舞が奉納されます。大祓式 6月30日、12月31日。1年を2回に分けて心身の罪穢(病や不浄なもの)を祓う神事です。浜降祭 7月15日。神奈川県の無形文化財に指定されており、早暁の茅ケ崎海岸に近郷より30数基の神輿が集まる勇壮なお祭りです。七五三 11月。着飾った親子で社頭が賑わいます。新嘗祭11月23日。歳の市(だるま市) 12月27日。伝統ある茅ケ崎市唯一の市で境内狭ましと神棚屋、お飾り屋、だるま屋、露店が並び、新年を迎える縁起物を求める人々で賑わいます。除夜祭 12月31日。月次祭 毎月1日。一、社宝 山岡鉄舟寄進掛軸一幅。古刀一振。
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